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実家じまいの費用はいくら?
総額の目安・内訳・抑え方を完全解説

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執筆:実家じまい代行 代表 半沢 真也 / 監修:提携司法書士 / 最終更新:2026年6月

実家じまいの費用は、「片付け」だけでなく「建物・不動産」「相続の手続き」「(必要なら)お墓」まで含めて考える必要があります。総額の目安は、家をそのまま売る場合で約60〜90万円、解体して土地として売る場合で約150〜290万円。家財の量・建物の状態・地域・お墓の有無で変わります。この記事では、項目ごとの相場、ケース別の総額、そして費用を安く抑える具体策まで、プロの視点で解説します。

この記事でわかること
  1. 実家じまいの費用「総額」の目安
  2. 費用の内訳(7項目)を相場つきで解説
  3. ケース別・総額シミュレーション
  4. 費用を安く抑える5つの方法
  5. 使える補助金・税の控除
  6. 見積もり・支払いで失敗しない注意点
  7. よくある質問

実家じまいの費用「総額」の目安

実家じまいの費用は、大きく次の4つの合計で決まります。①片付け系(遺品整理・不用品回収・清掃)②建物・不動産系(解体・売却の諸経費)③手続き系(相続登記など)④任意(墓じまい・手放すまでの維持費)。代表的な総額の目安は以下のとおりです。

ケース主な内容総額の目安
家をそのまま売却片付け+クリーニング+売却約60〜90万円
解体して更地で売却片付け+解体+売却約150〜290万円
墓じまいも含む上記+お墓の撤去・改葬+約30〜100万円

解体を伴うと総額は大きく見えますが、土地が売れればその代金から費用を精算でき、手元にプラスが残ることもあります。「いくらかかるか」だけでなく「最終的にいくら手元に残る/出ていくか」で考えるのがポイントです。

費用の内訳(7項目)を相場つきで解説

① 遺品整理・不用品回収

実家じまいで最も大きな割合を占めることが多いのが、家財の片付けです。費用は間取り(≒物量)でおおむね決まります。下表は一戸建て・一般的な物量の場合の目安です。

間取り費用の目安
1R・1K3〜8万円
1LDK7〜20万円
2LDK12〜30万円
3LDK17〜50万円
4LDK以上22〜60万円〜

物量のほか、作業階数・エレベーターの有無・分別の手間・道幅(トラックの横付け可否)でも変動します。価値ある品(着物・骨董・家電など)は、捨てる前に買取に回すと費用を相殺できます。

② ハウスクリーニング・特殊清掃

売却・引き渡しに向けた通常のクリーニングは数万円程度。長期放置で汚損が激しい場合や特殊清掃が必要な場合は、別途見積もりとなります。

③ 家屋の解体(更地にする場合)

住宅として売りにくい古家は、解体して土地として売る選択肢があります。解体費は構造と広さでおおむね決まります。

構造坪単価の目安30坪の場合
木造3〜5万円/坪約90〜150万円
鉄骨造4〜6万円/坪約120〜180万円
RC造6〜8万円/坪約180〜240万円

このほか、庭木・ブロック塀・物置・浄化槽の撤去、整地などの付帯工事費が加わることがあります。自治体によっては老朽空き家の解体に補助金が出る場合があるので、後述の章を確認してください。

④ 不動産の売却にかかる費用

売却時には、主に次の費用がかかります。

⑤ 相続・名義の手続き費用

故人名義のままでは売却・解体ができません。相続登記(名義変更)には、登録免許税(固定資産税評価額×0.4%)と、司法書士に依頼する場合の報酬(5〜10万円程度が目安)がかかります。2024年4月から相続登記は義務化され、原則3年以内の登記が必要です。

⑥ 墓じまい(必要な場合)

お墓を引き払う場合は、墓石の撤去・整地、寺院への離檀料、改葬(遺骨の移動)の手続き、新たな供養先の費用などがかかります。区画や寺院により幅が大きく、総額で30〜100万円程度になることもあります。

⑦ 手放すまでの「維持・巡回」費用

すぐに決められない間も、空き家には固定資産税(地方の戸建てで年1.5〜5万円程度)や管理の手間がかかります。当社の空き家巡回サービス(基本パック15,000円/回)のように、維持を外部に任せる方法もあります。

ケース別・総額シミュレーション

CASE A:荷物が多い実家を片付けて売却(約60〜90万円)

項目目安
ディレクション(基本着手金)20万円
不用品回収・処分30〜60万円
ハウスクリーニング5〜10万円
出張旅費5〜10万円
買取による戻り−5〜20万円

CASE B:解体して更地にし、土地として売却(約150〜290万円)

項目目安
ディレクション(基本着手金)20万円
不用品回収・処分30〜50万円
家屋の解体・更地化(木造)100〜200万円
出張旅費・仲介手数料ほか15〜40万円
ポイント:CASE B は費用が大きく見えますが、土地が売れれば売却代金から精算でき、毎年の固定資産税からも解放されます。なお、解体後・売却前の期間は土地の固定資産税が上がる場合があるため(住宅用地特例の解除)、早期売却を前提に進めます。

費用を安く抑える5つの方法

  1. 中間マージンのない依頼先を選ぶ。不用品回収業者に丸ごと頼むと、紹介料(マージン)が上乗せされることがあります。相見積もりを取り、作業費は原価で支払える形が理想です。
  2. 「捨てる前」に買取を入れる。売れるものを先に現金化すれば、ゴミの量が減り、処分費を相殺できます。
  3. 早めに着手する。放置が長いほど維持費・税負担・劣化が進みます。元気なうちから少しずつ進めると、費用も精神的負担も軽くなります。
  4. 補助金・税の控除を活用する。解体補助金や譲渡所得の特別控除など、戻る・減るお金を取りこぼさない(次章)。
  5. 何度も帰省しない。遠方の実家へ繰り返し通うと、交通費・宿泊費・休暇が積み重なります。現地作業をまとめて任せたほうが、トータルで安く済むことが少なくありません。

使える補助金・税の控除(要確認)

※ 補助金・税制は、要件・上限・期限が細かく定められており、改正もあります。適用可否や金額は、必ずお住まい(物件所在地)の自治体や税理士・専門家にご確認ください。本記事は2026年6月時点の一般的な情報です。

見積もり・支払いで失敗しない注意点

よくある質問

Q. 実家じまいの費用は最低いくらからですか?
A. 荷物が少なく家をそのまま売却できる場合は、片付け・諸経費を含めて数十万円程度から可能です。家財が多い・解体が必要・墓じまいを含む場合は、総額が100万円を超えることもあります。
Q. 費用を一括で払えない場合はどうなりますか?
A. 不動産が売却できる場合は、売却代金から費用を精算でき、持ち出しを抑えられることがあります。買取による戻りで処分費を相殺できるケースもあります。
Q. 相続が終わっていなくても見積もりはできますか?
A. はい。相続前・名義がそのままの段階でも、現況を確認すれば総額の目安をお出しできます。相続登記は提携司法書士と並行して進められます。
Q. 解体すると費用は上がりますか?
A. 解体費(木造戸建てで約100〜200万円)が加わるため総額は上がりますが、土地が売れればその代金で精算でき、毎年の固定資産税からも解放されます。早期売却が前提です。
Q. 使える補助金や税の控除はありますか?
A. 自治体の解体補助金や、相続空き家の譲渡で最大3,000万円の特別控除などがあります。要件・期限・金額は自治体や税理士にご確認ください。
半沢
執筆:実家じまい代行 代表 半沢 真也
現場管理17年。民法・不動産法務の実務知識を持ち、司法書士・宅建業者との連携実績多数。東京(新宿)拠点・全国対応。

「丸投げ」と聞くと簡単そうですが、現場でやるべきことは山積みです。私自身が現地に立ち、片付けから売却・手続きまで一気通貫で責任を持って進めます。本記事は提携司法書士の監修のもと作成しています。

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